高知が誇るブランドうなぎ

山々に囲まれ、清流四万十川が流れる自然豊かなまち・四万十町。四万十川上流域である四万十町で「四万十うなぎ株式会社」は創業以来、徹底した生産管理のもと四万十川で採捕したうなぎの稚魚(シラスウナギ)からうなぎを養殖しています。

社長の大前達也さんは25歳の時に、当時父が経営する「大前淡水株式会社(現在の四万十うなぎ株式会社)」に入社。30歳で経営を引き継ぎます。社長就任当初は、販路拡大の為に積極的に全国のデパート催事などに出店し、四万十の名産品として販売をしていきました。

 

四万十の名産品に

しかし当時は『四万十うなぎって四万十の名産品なの?』と、主催者から言われる程認知度はとても低かったそうです。 当時を振り返り「その言葉が悔しく絶対に名産にしたいと思いました」と大前さん。その後も諦めず自ら催事に足を運び続けます。

まずは本当の美味しさを体験して貰うことが重要だと考えた大前さんは従来の試食のやり方を見直し、厳選した質の高い四万十うなぎを試食に回すことにしました。すると、この試食が好評となりたちまち多くのお客様が手に取るようになっていきます。会社に戻ると、四万十の川海苔などを使用したこだわりのエサを開発するなど養殖の管理体制も改善し、高品質で本当に美味しいうなぎを追求しつづけました。

四万十から世界へ

大前さんの地道な努力が功を奏し、今では四万十うなぎはブランドとしても不動の地位を確立しただけではなく、世界中から注文の問い合わせがある程多くのファンを獲得するまでになりました。

四万十川で獲れ、四万十川の地下水で育てられた四万十うなぎは、天然ものとは異なり、泥臭さや独特のにおいがほとんどせず、身と皮の間のゼラチン部分がクリーミーなことも特長のひとつです。「噛めば噛むほどうなぎの味がしっかりするので、よく噛んで味わってほしい」と大前さん。こだわり抜かれた四万十うなぎの美味しさが、高知の夏を鮮やかに彩ります。

 

『四万十うなぎ』和食料理

四万十うなぎまぶし風

 

『四万十うなぎ』洋食料理

四万十うなぎのキッシュ