その名の由来は直七さん

吉田茂元首相ゆかりの地でもあり、これまで多くの偉人を輩出した高知県の最西端に位置する宿毛市。ここは県内に数ある土佐酢みかんのひとつ「直七」の有名な産地としても知られています。直七は正式名称を「田熊スダチ」といい、広島県尾道市田熊(たくま)で発見された香酸柑橘の一種とされています。

生産量の少なさから『幻の柑橘』と呼ばれる直七は、現在主に高知県の南西に位置する幡多地域で栽培されており、特に宿毛市では料理に欠かせない食酢として古くから人々に愛され、大切に育てられてきました。柑橘類の中でも非常にバランスの取れた味わいで、まろやかな酸味と独特な香りが特徴です。

地元の方によると、「直七」という名前はその昔、魚屋の直七さんが、魚にかけると美味しいとお魚とセットで売り勧めたことが由来になっているといいます。

 

本当に良いものをお客様に

直七の生産者であり、直七生産株式会社代表取締役を務める三松義高さんは、元々宿毛市にあったスーパーのバイヤー出身。

当時から「本当に良いものをお客様に届けたい」という信念のもと日本全国の生産地を訪れ、本物の食材を追い求めていました。スーパーを退職後はバイヤー当時に培った知識の豊富さと人脈の広さを買われ、2009年頃に宿毛市長から直七の生産と商品化を依頼されることになります。手腕を発揮し、生産量と認知度を徐々に高めていきましたが、その人気は県内に留まっていました。

 

直七ポン酢の大ヒット

しかし、2013年に転機が訪れます。大手コンビニチェーンの商品パンフレットの中で人気タレントさんが「直七の里 ポン酢しょうゆギフト」をオススメしてくれたことで、商品が大ヒットし、一躍全国的に有名に。今では大手飲料メーカーや食品メーカーの商品でも使用され、直七の人気は不動のものとなってきました。最後にお客様へのメッセージを伺うと「独特の爽やかな香りとジューシーな味わいを楽しんでください」と笑顔で語ってくれました。

●『直七』和食料理

ごめんケンカシャモ直七鍋

 

●『直七』洋食料理

直七のジュレと出会った青りんごのソルベ