牧野野菜唯一のねぎ

高知市中心部から車で約20分ほどの山間部に位置する三谷という集落は、土佐伝統野菜『牧野野菜』の一つ、「根木谷のねぎ」の主要な生産地です。古来から高知県春野町に存在する根木谷山の南側の集落で生産されてきたこの長ネギは、かつては土佐山内家の御用達とされ、供え物として献上されていたという伝説も残っています。

春野町にある根木谷山の南の集落でつくられていたとの申し送りがあります
根木谷のねぎ生産者の三谷宝生さん

香り高く、とろみ溢れる

「葉にんにくのような優れた香りがする」と根木谷のねぎ生産者、三谷宝生さんは語ります。旨味が豊富で葉部分にとろみがあるため、鍋料理に加えるとまるであんかけのようになります。しかし、葉が柔らかく折れやすいため育てるのが難しく、現在栽培しているのは高知市の三谷地区と潮江地区のみで、生産量は非常に限られています。

根木谷のねぎは生産量が少なく、市場にはなかなか出回ることはない

多くの人に

最後に、三谷さんは「城西館で多くの人に食べてもらえるのは本当に嬉しい。すき焼きや焼き鳥のねぎま、天ぷらなど、さまざまな料理に使えるこのネギを、多くの人が試してほしい」と願っています。

両親から引き継いだねぎ農家を大切に守っている
松本総料理長と洋食斎藤料理長と記念撮影