
幻の鶏
奇岩が連なる竜串・見残海岸をはじめ、ダイナミックな自然美に包まれた土佐清水市。土佐湾に面したこのまちは、豊かな漁場を持つ港町として広く知られていますが、実は“幻の鶏”と呼ばれる希少な鶏が育つ場所でもあります。
その名は「土佐極鶏 あしずりキング」。育てているのは、足摺岬のほど近くにある足摺農園です。一般的な地鶏が約40日間の飼育期間で出荷されるのに対し、あしずりキングはその約3倍以上、120日以上もの歳月をかけて大切に育てられています。この長期肥育により、ほど良く脂がのりながらも無駄な脂肪が少ない、特異な体質の鶏に仕上がるのです。
極まる味・食感
最大の特徴は、その“食感”と“旨味”です。歯ごたえのあるしっかりとした弾力がありながら、口の中ではもっちりとした柔らかさも感じられるという、他にはない稀有な味わいを持っています。さらに、脂には甘みとコクがあり、噛むたびに旨味がじわりと広がっていきます。地鶏本来の力強さと、育ての技術による繊細さが融合した、まさに「極」の名にふさわしい逸品です。ただし、この貴重な鶏は出荷数が非常に限られており、一般の市場にはほとんど出回っていません。

手間暇は美味しさへ
「この鶏は、長く手間をかけて育てたからこそ、その美味しさをしっかりと感じてもらえるはずです。地元の誇りとして、そして未来へとつないでいくためにも、ぜひ多くの人に味わっていただきたいんです」そう語る生産者のまなざしには、土地への愛情と食文化を守る責任感がにじんでいました。城西館では、あしずりキングの魅力を最大限に引き出す調理法でご提供しております。土佐清水の自然と人の想いが育てた“幻の鶏”をご堪能ください。





